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たこ足配線は危険?

たこ足配線は危険?

電気製品を末長くお使いいただくためのポイントや、安全上のご注意などについて、当社技術部門からのお知らせです。

今回も電源コード関連で、たこ足配線についての話です。

(第1回:電源コードはなぜ断線する?)
(第2回:電源コードを長持ちさせるために。コードを痛めない保管のしかた)

たこ足配線とは電源タップなどを使用して、コンセントの数を増やして多数の電気製品をつなぐことをいいます。

皆さんのご家庭においても各種電気製品が増えてきて、部屋の壁コンセントが足りなくなってきていると思います。

そこでコンセントの数が増やせる電源タップが活躍するわけですが、ここで注意が必要です。

最近はコンセントの数が6個など、同時にたくさん接続できる電源タップも増えてきているため、そのコンセントすべてに電気製品を接続して、同時に使用しても問題ない」と思われがちです。

しかしこの考えは違っていて、問題となるのは数ではなく、同時に動作している電気製品の総電力量です。

たこ足配線

電気製品には消費電力値が必ず表示されています。

当社が扱っているドライヤーなどは、1000W(ワット)から1500W程度と大きな電力を消費します。

たこ足配線になっているコンセントや配線タップなどの定格(※仕様、性能、使用限度などのこと)は1500W程度です。

1500Wのドライヤーだとそれだけで定格と同じになり、それ以上の電気機器を動作させると定格オーバーで配線タップなどが異常発熱する恐れがあります。

ですのでたこ足配線になっている状態でドライヤーを使用するときは、他の電気機器の電源は切るようにしてください。

また、配線同士がひどく絡みあったりしていると、電源ケーブルがコンセントに正しく挿入されているかわかりにくく、 ほこりなどがたまって発煙発火などの問題が発生することもありますので、できる限りたこ足配線はお控えください。