【髪にまつわる豆知識】おすすめのマフラー素材
- 2024.01.25
- 髪の豆知識
当社在籍の毛髪診断士による【髪にまつわる豆知識】
第15回目は『おすすめのマフラー素材』についてです。
寒さも本格的に厳しくなってきましたね。
今年は平年よりも気温が高く、暖冬と言われていますがやっぱり寒いものです。
風邪をひかないよう、外出時にはしっかりと防寒対策をしましょう。
三首
冷え対策には『三首』と言われる三つの首(首、手首、足首)を温めると良いと言われています。
三首は他の部位と比較して皮膚が薄く、皮膚表面近くに太い血管が通っているため、ここが冷えると冷やされた血液が体中に回って全身が冷えてしまいます。
逆に三首をしっかり温めれば、暖かい血液が巡って全身を温かくしてくれます。
手首には手袋、足首には靴下やレッグウォーマー、そして首にはマフラーやネックウォーマーがおすすめです。
装いのアクセントとして取り入れるのもいいですね。
静電気に注意
あまり意識することはないですが、右を向く、左を向く、立つ、座る、歩くなどといったちょっとした動きでも、体や髪と衣服等の間で摩擦が起こり、静電気が発生します。
温かい季節であれば空気中の水分を通じてすぐに自然放電されますが、冬場は空気が乾燥しているため、体や髪に帯電されたままになることが多いです。
髪が帯電すると、1本1本が互いに反発しあい、髪がまとまらない原因になります。
さらに、キューティクルが開いたりはがれてしまい、髪内部の水分が蒸発することでパサついたりダメージを受けてしまいます。
静電気の完全除去は難しい
先ほどお伝えした通り、ちょっとした動きで静電気は発生します。
空気も乾燥しているため、自然放電されることもあまりなく、完全に除去することは非常に困難です。
除去することが難しいからこそ、少しでも帯電しにくい素材の衣服や小物を選ぶようにしましょう。
帯電しにくい素材を選ぶ
下の『帯電列』で分かるように、髪はプラスに帯電しやすい性質があります。
静電気制御.com(https://xn--xcry04anvj3h7bona.com/taidenretsu/)より
髪と直接触れることが多いマフラーやネックウォーマーは、できるだけ静電気が発生しないよう、プラスに帯電しやすい素材のものを選ぶことをお勧めします。
上の『帯電列』で髪(人毛)の近くに記載されているもの、具体的にはウールやナイロン、レーヨンでできたマフラーをおすすめします。
もちろん、アクリルやポリエステル製のマフラーがダメというわけではありません。
シワになりにくかったり、長持ちするといったメリットも多くあります。
しかし、もしあなたが髪のダメージを気にしているのであれば、マフラーの素材にも気をつけてみてください。
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