【髪にまつわる豆知識】夏のレジャー 海やプールと髪ダメージ
- 2022.07.28
- 髪の豆知識
当社在籍の毛髪診断士による【髪にまつわる豆知識】第7回目は 『夏のレジャー 海やプールと髪ダメージ』です。
短い梅雨
7月も後半になり、暑い日々が続いていますね。
今年は6月前半に各地で続々と梅雨入りしました。
平年よりも少し遅めに梅雨入りしたところが多かったようです。
ところが、6月下旬になると雨がほとんど降らず、各地で6月中に梅雨明けを迎えました。
九州北部・中国・四国・近畿・関東甲信・北陸・東北南部地方ではこれまでで最も早い梅雨明けとなりました。
なお、梅雨入り・梅雨明けの発表はあくまでも速報値で、春から夏にかけての天候経過を考慮して再検討され、見直されることがあるそうです。
今年は7月に入ってから梅雨前線の様な前線も日本列島にかかっていましたので、梅雨明けの時期が見直されるかもしれませんね。
※tenki.jp(https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2022/06/30/18134.html)より
酷暑
6月下旬には各地で記録的な猛暑となり、各地で40℃前後の最高気温を観測しました。
7月に入ってからも暑い日が続いていますが、まだまだ暑い日が続きそうです。
今年は電力が逼迫し、節電が呼びかけられていますが、エアコンなどを適切に使用して暑さを乗り切っていきましょう。
夏のレジャーと髪ダメージ
さて、前段が長くなりましたが、
子どもたちも夏休みに入り、夏のレジャーに出かけることも増えると思います。
そこで今回は海水浴やプールといった夏のレジャーと髪ダメージについて見ていきましょう。
・海水浴
夏のレジャーと聞いて海水浴を思い浮かべる人も多いと思います。
まずは海水浴と髪のダメージについて見てみましょう。
海水浴をすると、髪がゴワゴワしたり、キシキシしたりした経験はないですか?
海水は塩分が含まれていて、弱アルカリ性です。
海水に濡れた髪は、キューティクルが開いてしまうので、内部のケラチンたんぱく質が溶出し、髪は大きなダメージを受けてしまいます。
更に、乾いた後も毛髪表面に塩分が付着した状態で残り、髪の水分を奪ったり、キューティクルを傷つける原因になります。
・プール
では、プールではどうでしょうか?
プールの水には衛生上の理由で塩素が多く含まれています。
塩素は感染症の予防や殺菌のために入っていますが、髪にとっては強すぎる刺激になります。
キューティクルが剥がれ落ちたり、内部のケラチンたんぱく質を溶出させる原因となります。
・紫外線
また、太陽から降り注ぐ紫外線も、髪ダメージの要因です。
毛髪を構成しているタンパク質が紫外線により酸化しダメージを受けます。
髪がぬれた状態であれば更に酸化が促進され、ダメージが大きくなります。
暑い夏を気持ちよく過ごすための海水浴やプールといったレジャーでも、髪にダメージを与えてしまいます。
予防とケアが大事
海やプールで髪ダメージを受けないというのは難しいですが、ダメージが気になる方は、髪をぬらさない、帽子をかぶるなどの対策をぜひ実施してください。
また、海やプールに入った後は塩分や塩素をしっかりと洗い流すこと、トリートメントで髪に栄養を与えるなどしっかりと髪をケアしてあげてください。
適切な予防としっかりとケアをして、美しい髪と楽しい夏を楽しんでください。
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