【安全上のご注意】水回りでの電気製品の使用について
- 2022.06.23
- 安全にお使いいただくために

はじめに
取扱説明書には、いろいろな注意事項や禁止事項が安全上のご注意として記載されています。
それぞれ理由があって記載していますが、なぜそうしなければならないかについてはご存じでない場合もあるかも知れません。
製品を安全にご使用いただくため、禁止している理由をご説明いたします。
今回は『水回りに関する話』です。
取扱説明書の記載事項
水回りに関して、取扱説明書に以下の内容を記載しています。
・浴室や湿気の多い所に保管したり水のかかりやすい場所(洗面台の上など)に置かない。
・水につけたり、浴室や湿気の多い場所で使用しない。
・ぬれた手で使用しない。
・浴槽、シャワー、洗面器または水の入った他の容器の近くで本体を使用しないでください。
・水につけたり、浴室や湿気の多い場所で使用しない。
・ぬれた手で使用しない。
・浴槽、シャワー、洗面器または水の入った他の容器の近くで本体を使用しないでください。
水がかかるといけない理由
私たちの身の回りにある水は、水道水も含めて何らかの不純物が入っています。
不純物が入った水はほとんどの場合、電気が流れます。
電子回路部に水がかかると、水が導電体となり、もともと電気が流れている箇所と違う経路で電流が流れます。
本来流れてはいけない経路で電流が流れると、いろいろな問題が発生します。
考えられる問題
製品に水がかかることで考えられる問題としては、次のようなことが考えられます。
1, 感電
製品の高電圧部と人体が水を介して電気的に接続され、感電します。
最低でもAC100Vの電圧が人体にかかって電流が流れ、最悪の事態として死に至ることもあります。
2, 故障
製品内部の電子回路で電流が流れてはいけないところでショート電流が流れ、正常な動作をしなくなります。
最悪の場合、電子回路部品は破壊され、発火し火事になる可能性もあります。
まとめ
取扱説明書では、水が製品にかかるかもしれない具体的な例を示して、それらの行為を行わないようお願いしています。
末永く弊社製品をご愛顧賜りますようお願い致します。
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